AIとクリエイティブの未来を共につくるパートナー募集

Vol.3|ブランドとは「らしさ」である

前回の記事(Vol.2|Webサイトの現状を、まず知るところから始めよう)では、リニューアルの前にまず現状を数字で把握することの重要性をお伝えしました。今回はその続きです。

今回のテーマは、ブランドとは何かという問いです。「大企業だけのもの」と思われがちなブランドを「らしさ」という言葉に置き換えることで、どんな規模の会社にも育てられるものだとわかってきます。UXデザインの出発点を、私たちサンアンドムーンは「その会社にしか出せない『らしさ』」に置いています。

ブランドは、大企業だけのものではない

「ブランド」という言葉を聞くと、高価なロゴや大規模な広告キャンペーンを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。でも本質的なブランドとは、「人の心の中にある、その会社・商品に対するイメージの総体」のことです。高い広告費をかけなくても、ブランドは育ちます。「あそこのお惣菜屋さんは、なぜかいつも温かい気持ちになれる」「あの工務店は、説明がわかりやすくて安心できる」——こうした印象こそが、そのお店や会社のブランドです。どんな中小企業にも、積み重ねてきた信頼や、お客様に伝わっている空気感があります。それを意識的に育てることが、ブランディングの出発点になります。規模で勝負するのではなく、「らしさ」で選んでもらう。それが、長く愛される会社の共通点かもしれません。

「らしさ」はどこから生まれるか

「うちの会社の『らしさ』って何だろう」と考えたとき、なかなか言葉にしにくいことがあります。でも実は、「らしさ」のヒントは社内のあちこちに隠れています。長年のお客様が「あそこは〇〇だから好き」と言ってくれる言葉。スタッフが日々大切にしていること。問い合わせへの返信文のトーン。名刺や封筒の色使い。これらが積み重なって、「その会社らしさ」が生まれています。ブランディングとは、こうした「すでにある らしさ」を掘り起こし、整えて、意図的に届けることです。

Webサイトは「らしさ」の窓口

Webサイトは、多くの場合「はじめての接点」です。初めて訪れた人が数秒で「なんとなくいい感じ」「なんか合いそう」と感じるかどうか——その判断の根拠になるのが「らしさ」の一致です。デザイン、言葉、写真のトーン、ナビゲーションの使いやすさ——これらがすべて「らしさ」を体現しているとき、訪問者に「この会社は信頼できそうだ」という印象が生まれます。

まとめ

ブランドは大企業だけのものではなく、どんな会社にも「らしさ」として存在しています。その「らしさ」を言語化し、Webサイトのデザインや言葉に一貫して反映させることが、訪問者の信頼感につながります。まず自社の「らしさ」を言葉にするところから始めることが、Webリニューアルを成功させるための第一歩になります。

記事監修

中谷 浩和

中谷 浩和

株式会社サンアンドムーン|代表取締役

1976年創業のデザイン事務所を前身に、Webコンサルティング・UI/UXデザインを専門とする。
国際標準のUX設計プロセスを学ぶ Google UX Design Professional Certificate を取得し、 上級ウェブ解析士 としてデータ主導のサイト改善にも精通。デザイン思考を軸に、ユーザー認知・行動・文脈からWebサイトの課題を捉え直し、成果につながる設計へ落とし込むことを使命としている。システム設計、フロントエンド技術、SEO・パフォーマンス改善まで技術知識を横断し、サイト全体を見通したディレクションを得意とする。自動車メーカー、銀行・クレジットカード、保険などの大手から中小企業まで、数値で検証しながら改善を積み重ねる実践的なコンサルティングを提供している。

サンアンドムーンへのご相談はこちら

直感で選ばれるデザインへ。心理学に基づいたUI設計を。

無料でUX診断を依頼する