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製造業サイトの課題とは?成果を上げる“製品情報の見せ方”

今回のテーマは、製造業サイトにおける製品情報の見せ方です。BtoBの特性を踏まえながら、ユーザーが「欲しい情報にたどり着ける」設計をUI/UXの観点から考えていきます。

製造業のWebサイトは、BtoBであるがゆえに「スペックを詳しく載せていれば伝わるはず」と思われがちです。しかし実際には、製品の特徴や価値をうまく伝えられておらず、「問い合わせがこない」「カタログ請求で終わってしまう」といった課題を抱える企業も少なくありません。特に初めて訪れるユーザーにとっては、製品の情報量が多すぎたり構成が不明確だったりすると、目的の情報にたどり着けずに離脱してしまいます。私たちサンアンドムーンがBtoBサイト設計の出発点を「誰に向けて、何を届けるか」に置くのは、この「情報過多・説明不足」のジレンマを解消することが、成果につながるWebサイトの第一歩だと考えているからです。

情報設計(IA)が成果を左右する——製品ページの構造を見直す

製造業サイトにおいて最も重要なのは、ユーザーが「目的の製品情報にスムーズにたどり着けること」、そして「製品の魅力がきちんと伝わること」です。ところが実際には、製品情報ページがスペック表やPDFリンクの羅列にとどまり、ユーザーが自力で理解・比較しなければならない構成になっているケースが少なくありません。「どこに何があるかわかりにくい」「似たような製品が並び、違いが分からない」といった構造的な問題も多く見受けられます。

こうした課題を解決するには、情報をどのように分類・整理・配置するかという「情報設計(IA)」の考え方が欠かせません。製品カテゴリを業種別・用途別などユーザー視点で再編成すること、「よくある質問」や「関連製品」などをページ内に配置して回遊性を高めること、現場担当者・技術者・決裁者など役割ごとに必要な情報を整理して導線を設けること、比較表や選定ガイドで製品間の違いが直感的にわかる構成にすること。こうした取り組みによって製品情報の「見せ方」を変えるだけで、ユーザーの理解度が高まり、問い合わせや資料請求といった成果につながりやすくなります。

導入事例や活用シーンをストーリーで伝える

製品の性能だけでは、他社との差別化は難しくなっています。そこで効果的なのが、「活用シーン」や「導入事例」をストーリーとして紹介することです。「ある業界の企業でどんな課題があり、それをどのように解決したか」という流れで構成すれば、読者は自社の状況に重ねて製品の活用イメージを掴みやすくなります。さらに、活用前後の変化や現場の声などを交えることで、リアリティと信頼感を高めることができます。事例として提示できる企業がない場合でも、業界カテゴリ別や課題別での匿名事例紹介で十分に効果があります。

ユーザーに「次のアクション」を促す設計へ

製品ページの最後に「お問い合わせはこちら」と書いてあるだけでは、ユーザーのアクションは起こりにくいのが実情です。どんな状況の人に、どんなアクションを取ってほしいのかを明確にしたCTA(コール・トゥ・アクション)の設計が必要です。製品仕様を詳しく知りたい人向けの「技術資料ダウンロード」、比較検討中の人向けの「導入事例集」、すぐに相談したい人向けの「オンライン相談予約」など、複数の導線を用意すると効果的です。またページ下部だけでなく、フローティング形式のCTAや問い合わせ窓口を設けることで、「今すぐ問い合わせる気はない」訪問者にも将来的な接点を残すことができます。

ECサイト構築支援——業種と運用体制に合わせた提案

サンアンドムーンでは、クライアントの業種や運用体制に合わせて、最適なECプラットフォームの選定から導入支援、デザイン設計、運用サポートまでを一貫して行っています。デザインの自由度が高くブランド世界観を重視したい案件、CRM機能が充実しリピーター管理に強いプラットフォームが適した食品・ギフト系商材、WordPressサイトとの統合が求められるBtoB向けの資材販売サイトなど、目的や商材の性質に応じて最適な構成を提案しています。製品単価、更新頻度、購入導線、マーケティング施策などの観点から総合的に判断し、成果につながる設計をご提案します。

まとめ

製造業サイトでは、製品情報を単に羅列するのではなく、「誰に向けて」「どんな価値を届けられるか」を整理して伝えることが重要です。スペックや型番の先にある活用シーンや導入後の効果まで見せることで、はじめてユーザーのアクションにつながります。サンアンドムーンは、BtoBに強い情報設計とUXの視点から、成果につながる製造業サイト構築を支援しています。Webサイトを「売上につながる営業ツール」に変えることが、問い合わせを生むサイトへの第一歩になります。

記事監修

中谷 浩和

中谷 浩和

株式会社サンアンドムーン|代表取締役

1976年創業のデザイン事務所を前身に、Webコンサルティング・UI/UXデザインを専門とする。
国際標準のUX設計プロセスを学ぶ Google UX Design Professional Certificate を取得し、 上級ウェブ解析士 としてデータ主導のサイト改善にも精通。デザイン思考を軸に、ユーザー認知・行動・文脈からWebサイトの課題を捉え直し、成果につながる設計へ落とし込むことを使命としている。システム設計、フロントエンド技術、SEO・パフォーマンス改善まで技術知識を横断し、サイト全体を見通したディレクションを得意とする。自動車メーカー、銀行・クレジットカード、保険などの大手から中小企業まで、数値で検証しながら改善を積み重ねる実践的なコンサルティングを提供している。

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