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そのデザイン、完成していますか?──UX設計を見直す14のチェックポイント

今回のテーマは、UXデザインの完成度を判断するための14のチェックポイントです。ユーザー視点とビジネス視点を両立させるこのリストは、プロジェクト終盤に見直したい判断軸として活用できます。私たちサンアンドムーンがUX設計の出発点を「確認できる基準を持つこと」に置くのは、「なんとなく良さそう」では届かないユーザー体験の精度を、言語化された基準で高められると考えているからです。

目的・課題・情報の整合性(1〜4)

まず、このデザインが「なぜ存在するのか」という明確な目的があるかを確認します。次に、ユーザーが抱えるペイン(問題点)に対して具体的な解決策が提供されているか。ユーザーが次のアクションを取るために必要な情報が過不足なく揃っているか。そしてコンテンツ(文章・画像)と機能(UIコンポーネント)のバランスが取れているかを見直します。この4つはUX設計の土台であり、すべての判断の出発点となります。

一貫性・優先順位・ナビゲーション(5〜8)

フォント、色、ボタンの形、アニメーションなどUIスタイルの一貫性が保たれているか。視線誘導やレイアウトにより「どこを最初に見てほしいか」が明確か。ユーザーが迷わず目的地にたどり着けるナビゲーション構造になっているか。そしてCTA(行動喚起)ボタンや導線が明確で、ユーザーの次のアクションを自然に促せているかを確認します。

エラー・フィードバック・フォーム(9〜11)

エラーメッセージは「なぜエラーが起きたか」「どう修正すればいいか」をわかりやすく伝えているか。操作に対するフィードバック(ローディング、送信完了、入力バリデーション)が適切に設計されているか。フォームの入力項目は必要最小限に絞られ、補助テキストやサジェストが適切に提供されているかをチェックします。

モバイル・アクセシビリティ・パフォーマンス(12〜14)

スマートフォンやタブレットでも快適に使えるレスポンシブ設計になっているか。色のコントラスト比、タップ領域のサイズ、スクリーンリーダー対応など、多様なユーザーに配慮したアクセシビリティが確保されているか。そしてページの表示速度が適切か、重すぎる要素がユーザー体験を損なっていないかを最終確認します。

まとめ

UXデザインの完成度は「なんとなく良い」という感覚ではなく、言語化された基準で確認することで初めて担保されます。この14のチェックポイントは、目的の整合性から始まり、一貫性、エラー設計、モバイル対応、アクセシビリティまでを網羅した判断の枠組みです。「すべての項目を満たせているか」を問い続けることが、ユーザーに届くUX設計への第一歩になります。

記事監修

中谷 浩和

中谷 浩和

株式会社サンアンドムーン|代表取締役

1976年創業のデザイン事務所を前身に、Webコンサルティング・UI/UXデザインを専門とする。
国際標準のUX設計プロセスを学ぶ Google UX Design Professional Certificate を取得し、 上級ウェブ解析士 としてデータ主導のサイト改善にも精通。デザイン思考を軸に、ユーザー認知・行動・文脈からWebサイトの課題を捉え直し、成果につながる設計へ落とし込むことを使命としている。システム設計、フロントエンド技術、SEO・パフォーマンス改善まで技術知識を横断し、サイト全体を見通したディレクションを得意とする。自動車メーカー、銀行・クレジットカード、保険などの大手から中小企業まで、数値で検証しながら改善を積み重ねる実践的なコンサルティングを提供している。

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