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Vol.2|Webサイトの現状を、まず知るところから始めよう

前回の記事(Vol.1|「何かを変えたい」と思ったとき、Webから始める理由)では、「変えたい」という感覚がWebリニューアルの正直なシグナルであることをお伝えしました。今回はその続きです。

今回のテーマは、Webサイトの現状把握です。リニューアルや改善の前に、まず「今のサイトの実態」を知ることが、成果につながる改善の地図になります。UXデザインの出発点を、私たちサンアンドムーンは「現状の正確な理解」に置いています。

「なんとなく上手くいっていない」を、数字で見つめ直す

「問い合わせが少ない気がする」「サイトを見てもらっている実感がない」——そんな感覚を持っていても、何から確認すればいいかわからず、なんとなく時間が過ぎてしまう。そういった状況は、中小企業のサイト運営ではよく起こりがちです。少し立ち止まって、数字で現状を確認してみましょう。どのくらいの人がサイトを訪れているか、どのページで離脱しているか、どこから来訪しているか——これらは、アクセス解析ツールを使えば見えてきます。勘や印象だけでなく、数字を通して「今のサイトの実像」を把握することが、改善の地図を描く第一歩です。

「今のユーザー」を知る、という出発点

現状把握で大切なのは、数字だけではありません。「今のサイトに来ているのはどんな人か」を知ることも、同じくらい重要です。アクセスしてくる人のデバイス(スマートフォンかパソコンか)、よく見られているページ、検索キーワード——これらを合わせて見ることで、「今のサイトが誰に届いているか」の輪郭が見えてきます。もしかしたら、想定していた層とは少し違う人が多く来訪していることに気づくかもしれません。それ自体も、大切な発見です。

「競合比較」より「自社の変化」を見る

現状把握をするとき、つい競合のサイトと比較したくなりますよね。もちろん参考になる部分はありますが、まず大切なのは「自社サイトが時間とともにどう変化しているか」を見ることです。去年と今年でアクセス数はどう変わったか、どのページが伸びてどのページが落ちているか。自社の変化を丁寧に追うことが、改善の的を絞るための最も確かな地図になります。

まとめ

リニューアルや改善の前に、まず「今のサイトの実態」を数字で把握することが大切です。アクセスデータを通じて「今誰が来ているか」「どこで離脱しているか」を知ることが、的外れな改善を防ぎます。競合との比較より自社の変化を丁寧に追うことが、成果につながるWebサイト改善の第一歩になります。

記事監修

中谷 浩和

中谷 浩和

株式会社サンアンドムーン|代表取締役

1976年創業のデザイン事務所を前身に、Webコンサルティング・UI/UXデザインを専門とする。
国際標準のUX設計プロセスを学ぶ Google UX Design Professional Certificate を取得し、 上級ウェブ解析士 としてデータ主導のサイト改善にも精通。デザイン思考を軸に、ユーザー認知・行動・文脈からWebサイトの課題を捉え直し、成果につながる設計へ落とし込むことを使命としている。システム設計、フロントエンド技術、SEO・パフォーマンス改善まで技術知識を横断し、サイト全体を見通したディレクションを得意とする。自動車メーカー、銀行・クレジットカード、保険などの大手から中小企業まで、数値で検証しながら改善を積み重ねる実践的なコンサルティングを提供している。

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